ジンギスカンは、ラム肉と野菜を焼いて食べる鉄板料理です。その美味しさは、お肉ではなく野菜も美味しさを決める要因になるポイントです。では、ジンギスカンに合う野菜には一体どんな物が挙げられるのでしょうか?ここでは、ジンギスカンに合う具材やレシピについてお届けします。

そもそもジンギスカンとは?

まず、ジンギスカンについておさらいしておきましょう。ジンギスカンというのは、マトンやラムなど、羊肉を使用した日本の焼肉料理になります。北海道の郷土料理として有名ですが、他にも、岩手県遠野市や長野県などの一部地域でも食べられている料理です。特徴的なのは、ジンギスカンの専用鍋です。中央が膨らんだドーム状の鍋で、中央の凸部には溝があります。この形状によってジンギスカンの肉汁が野菜に染み込んで、一層味わい深さを楽しむことができます。ジンギスカンは、前もってお肉がタレに漬け込んである味付けタイプと、味付けされていない生タイプに分けられます。この場合、マトンは味付けタイプ、ラムは味付けされていないタイプと、両方が多くの人から好まれています。

ジンギスカンに合う野菜とは?

定番のもやし

ジンギスカンといえば、定番人気の野菜の代表格がもやしです。もやしのシャキシャキ食感、もやしがジンギスカンのタレや旨みを吸って食欲が更にそそられる野菜といえます。ジンギスカン店でも、ジンギスカンに欠かせない材料としてもやしは使用されており、「もやしがなくてはジンギスカンではない」といっても過言ではありません。お肉を焼いている際、ジンギスカンのタレがもやしに染み込み絶品です。

甘みが引き立つ玉ねぎ

焼肉でも定番材料野菜である玉ねぎは、ジンギスカンに入れることで、焼かれて野菜の甘みが加わり、ジンギスカンの美味しさもアップします。玉ねぎは、しっかり火を通してしんなりとさせることで、ジンギスカンのタレとよく絡みます。ジンギスカンと一緒に焼くとおいしく食べられる野菜であり、玉ねぎの繊維に対して垂直に切ると火が通りやすいです。玉ねぎは火が通るとかさが減るため、それを踏まえた上でお好みの量を入れて、ジンギスカンのタレに絡むようにするのがポイントです。

彩り鮮やかな人参

人参は、ジンギスカンと一緒に焼く野菜の定番です。入れる際には皮を剥き、薄めの短冊切りにするのがおすすめです。人参は、焼いていく内にジンギスカンのタレでマイルドになるので、人参の味が苦手な方でも美味しく食べられます。また、ジンギスカンは見栄えが悪くなってしまいがちなので、色鮮やかな人参はジンギスカンを一気に華やかにしてくれる重宝食材です。

食感が良いキャベツ

キャベツは、ジンギスカン材料で必要不可欠な野菜です。リーズナブルでかさまし食材に親しまれており、自宅でジンギスカンをする際に是非入れたい野菜です。シャキシャキ食感のキャベツは満腹中枢を刺激し、量が多いので沢山食べてお腹を満たします。ジンギスカンと一緒にキャベツを入れれば、食べやすさにグッと上がります。また、ジンギスカン鍋で焼く際は、4分の1玉位の量がおすすめです。ジンギスカンの脂は、体に溜まりにくくキャベツを一緒に食べることで、一層ヘルシーに食べることが出来ます。

タレが染み渡るナス

ナスは、夏にジンギスカンをする際の野菜におすすめです。ナスは油と相性が良い野菜で、ジンギスカンの野菜としてもその人気は同様です。ジンギスカンの油とタレがナスに染み込みので、噛む度に旨味が口の中に広がります。

ホクホク食感のじゃがいも

じゃがいもは、北海道野菜として有名であり、ジンギスカンの材料にもおすすめです。じゃがいもと一緒に食べる際には、皮付きのままがおすすめです。皮付きじゃがいもにするとホクホク感が一層強くなり、また、腹持ちの良い野菜なので、満腹感も得られやすいです。

子供に人気のかぼちゃ

かぼちゃは、煮ても焼いても美味しい野菜です。なので、ジンギスカンとも良く合い、薄切りのかぼちゃは色々な料理で活躍します。一人1切れ位の量をジンギスカンと一緒に焼きます。タレとお肉の組み合わせは少しこってりするので、そんな時にかぼちゃはおすすめです。甘くてほっくりした食感は、小さなお子様がいる家庭でジンギスカンをする際にも最適です。

緑野菜に最適なピーマン

ピーマンも、実はジンギスカンでは定番野菜になります。野菜をたっぷり食べられるジンギスカンも、タレを吸収して野菜が茶色くなりやすく、緑色不足がデメリットです。そんな時におすすめしたい野菜がピーマンです。ピーマンは苦味があり苦手な方も多いですが、タレで煮込むとかなり苦みが弱まり、ジンギスカンとも相性抜群です。鮮やかなピーマンの緑が入ることで、見た目も良くなります。

ジンギスカンに最適な野菜の切り方とは?

キャベツはざく切り

キャベツを入れる場合は、ざく切りがおすすめです。大きさは約5㎝~6㎝程度の食べやすいサイズに切りましょう。あまり細かく切るとシャキシャキ食感を感じられにくくなるので、注意しましょう。

玉ねぎは繊維に垂直切り

玉ねぎを入れる場合は、スライス状にします。この際、玉ねぎの繊維に沿って垂直に切るのがポイントです。繊維に沿って垂直切りすると火が通りやすく、玉ねぎの甘みが増します。甘めにしたい場合はしっかり焼き、辛味を楽しみたい場合はあまり火を通さないようにして下さい。

ピーマンは4つ切り

ピーマンを入れる場合は、4つ切りがおすすめです。ピーマンの臭みや苦味を消す為に4つ切りすると、柔らかくなるまで火がしっかり通って甘みが引き出され、臭みも消えて食べやすくなります。

かぼちゃはくし切り

かぼちゃを入れる場合は、薄めのくし切りがおすすめです。薄く切って火が通りやすくしておきましょう。そうすることで、かぼちゃのホクホク感を感じられます。

調理方法も豊富なジンギスカン!

最近は、スーパーのお肉売り場でもラム肉コーナーを見かけるようになってきましたよね。少し前までは、ラム肉というのは「レストランで食べるもの」というイメージではなかったでしょうか?ところが昨今、牛・豚・鶏と並んでラム肉も身近な食材になってきています。柔らかく味わいがクセになるラム肉は、日頃のお肉料理にも活躍する場面も増えています。ジンギスカンは、普段のお肉料理をジンギスカンに替えるだけで色々なヘルシーメニューに仕上げることができます。例えば、炒め物、唐揚げ、生ラムを使用した丼などレパートリーも豊富です。また、即席ジンギスカン、焼き肉のタレで簡単にジンギスカンができる、フライパンを使用したジンギスカンなど、手軽にジンギスカンを家庭で楽しめます。ラム肉は、扱いやすい薄切り肉の炒め物、おもてなしにぴったりのレシピなど、色々とアレンジが可能なので、家庭でもラム肉料理に挑戦してみて下さい。

まとめ

ここでは、ジンギスカンに合う具材やレシピについてお届けしてきましたが、いかがでしたか?ジンギスカンは、野菜との相性が良いので、色々な野菜と一緒に食べることで栄養満点フードになります。色々な野菜と組み合わせて美味しくジンギスカンをいただきましょう。

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