このような経験ってありますよね?通販で購入した冷凍肉やスーパーの特売日にまとめ買いして冷凍しているお肉って美味しく解凍できないこと。ドリップ(肉汁)が出てしまい旨味が感じられない、冷凍前と比べて少し固いなど…

そんな方に朗報です。冷凍のお肉を美味しく食べる解凍方法のコツをお伝えします。お肉の調理は解凍から始まっていて、解凍方法に気を付けるだけでいつもの料理がもっと美味しくなります。

お肉のプロが教える、お肉が美味しくなる解凍方法をポイント・具体的な方法・注意点からお伝えします。これを見たらすぐに実践してみてください。

解凍のポイント

お肉の解凍には様々なポイントがありますが、いい肉オンラインでは3つのポイントに絞ってお伝えします。ポイントは時間をかけて、「ゆっくり・じっくり」解凍することです。

ドリップ(肉汁)の流出を抑え、うま味を閉じ込めたまま調理することが、お肉を美味しく食べるために必要です。さっそく具体的なポイントを見ていきましょう。

①ゆっくり時間をかける

生肉は「ゆっくり・じっくり」解凍しましょう。時短でできる解凍方法ほどドリップが出て、旨味や香りが損なわれてしまいます。

②流水で解凍すること

流水での解凍は、お肉の表面温度が上がりにくいです。そのため解凍にムラがなく、菌の繫殖も抑えられます。

具体的な解凍方法

①冷蔵庫内で自然解凍

氷水での解凍と同様に時間はかかりますが、お肉の品質と旨味を保ちながら手間をかけずに解凍できるおすすめの方法です。

冷蔵庫で解凍する際には溶け出たドリップが冷蔵庫を汚さないよう、ビニール袋や容器に入れて解凍しましょう。「ゆっくり・じっくり」の解凍方法なので、ドリップを最小限抑えることができます。

お肉のサイズによりますが時間の目安は約2時間程度です。冷凍のお肉の外側と中心部の温度差が少ないので、こちらの方法もムラなく解凍できます。

②氷水での解凍

氷水での解凍は手間と時間はかかりますが低温で「ゆっくり・じっくり」解凍できるので、手間はかかりますが、お肉の鮮度を最も良い状態で解凍できるおすすめの方法です。
まずは、冷凍していたお肉をジップロックやビニール袋に入れ、なるべく空気を抜き水が入らないようにします。 その後ボールなどに入れた氷水に漬けましょう。お肉のサイズにもよって目安の時間は変わりますが、約1~3時間程度待ちます。

※お肉の厚さや大きさ、または季節による室温の違いによって解凍時間は変わるた、あくまで目安時間として参考にしてください。

ベストな解凍状態の目安

ポイントは完全に解凍する手前です。見分けるのが難しいかもしれませんが、2つの確認方法を参考にしてみてください。

一度冷凍されたお肉は、完全に解けきるまで解凍してしまうと、解凍前の状態(冷蔵の状態)より多くの栄養素が流れ出てしまいます。
少し凍ってるかなくらいの状態ですと、栄養素が出にくいので旨味・風味を捨てずに美味しい状態で解凍ができます。

具体的なタイミングとしては、フォークで刺して「シャリッ」と音がし、感覚が手に伝わるぐらいのタイミングか、
または、指で軽く押した時にお肉の表面より中心がやや冷たく感じるのがベストです。

何度もトライして自分の中でのベストを見つけてみてください。

解凍の注意点

忙しいとついやってしまいがちな解凍方法には、危険な落とし穴が隠れていますのでご紹介していきます。

①お湯での解凍

流水や氷水解凍に比べ熱いお湯は急激な温度変化により、お肉から必要以上にドリップが出てしまいます。ドリップが出てしまうと旨味と風味が損なわれ、菌が繁殖する原因にもなるので注意が必要です。

②電子レンジでの解凍

電子レンジでの解凍も栄養素とムラが出やすいので注意が必要です。お肉の中心まで解凍するためレンジを強くしてしまうと逆効果です。表面には熱が入りますが中心部は少し温かくお肉にとって良い状態ではありません。

時短で解凍される場合はなるべく半解凍の手前を目安に、注意しながら10分ほど常温で解凍しましょう。

③常温(室温)での解凍

常温での解凍は、季節やお部屋の環境により様々ですが、特にやってはいけないことは直射日光に当てることです。日当たりの良いところでの解凍は避けましょう。

直射日光は、肉質の低下はもちろん、菌が繫殖してしまう原因になります。常温で解凍する場合は、菌が繁殖している可能性もありますので、しっかりと火を入れてお肉を焼きましょう。

まとめ

今回は「お肉の解凍方法」についてご紹介しました。

  • 「ゆっくり・じっくり」時間をかけて解凍する
  • 冷蔵庫解凍がおすすめ
  • 完全解凍の一歩手前がベストな状態
  • お湯・電子レンジ・室温での解凍は避ける

美味しく解凍をするには、ドリップと菌の繁殖次第で美味しさが変わります、なるべくドリップが出ないように、お肉の表面温度に注意を払うことが大切です。

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