ラム肉は、世界的に見ると牛肉や豚肉よりも食べられている食肉です。ラム肉をはじめとする羊の肉と言うのは、現在、再び人気が高まっている食材です。ここでは、ラム肉を使ったレシピで美味しく頂くコツについてお届けします。

ラム肉が健康食材の一つに挙げられる理由とは?

必須アミノ酸

ラム肉というのは、必須アミノ酸が豊富に含有されています。例えば、体の免疫力アップに必要なリシン、アレルギー緩和のメチオニン、食欲抑制のフェニルアラニンなどが挙げられます。ラム肉には、体内合成できない必須アミノ酸がバランス良く含有されているので、私達の体の健康に役立つ良質なたんぱく源になるのです。

不飽和脂肪酸

油脂には幾つか種類があって、実は、それぞれ私達の体へ及ぼす影響が異なります。良い油、悪い油という言葉を良く聞くと思いますが、ラム肉には体に良いされる不飽和脂肪酸が含有されています。不飽和脂肪酸というのは、魚や植物性食品に多く含有されているもので、現代人の生活習慣病と言われている動脈硬化、血栓予防、高血圧、悪玉コレステロールなどを改善させる作用があります。

ビタミン類

ラム肉には、実は、多くのビタミン類が含有されています。基本的に肉類には多くのビタミンが含有されているのですが、ラム肉にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEが豊富に含有されています。ビタミンB1・ビタミンB2は、栄養素代謝をサポートする皮膚や粘膜を健康に保ち、ビタミンEは、悪玉コレステロールによる血管老化を守ります。お肌に良いと言われるビタミンが含まれているので、美容効果も期待することが出来ます。また、ラム肉に含有されるビタミンというのはエネルギー変換することをサポートし、脂肪蓄積を防止します。そのため、ダイエット中の方にもおすすめのお肉です。

ダイエットメニューとしても最適

ラム肉には、L-カルニチンが豊富に含有されています。Lカルニチンというのは、脂肪細胞と結合するので、ミトコンドリア内に取り込まれて脂肪燃焼が起こります。そのため、ラム肉を食べることで、脂肪燃焼促進が期待されます。また、Lカルニチンは、加齢と共に減少していく傾向があり、加齢で太りやすくなった方は、ラム肉を食べることでLカルニチンを摂取でき、体質改善効果もサポートします。肉は高カロリーという考え方を持っている方もいると思いますが、ラム肉は低カロリーなお肉でヘルシーなので、ダイエット中にもおすすめの食材です。例えば、牛肉100gのカロリーは約260kcalなのに対して、ラム肉100gのカロリーは約200kcalです。また、ヘルシー食材といわれている鶏肉は約204kcalなので、それよりも低いカロリーになります。そのため、ラム肉を食べることで、カロリー摂取を抑えながらも量は確保できるので、しっかり食べたい方にもおすすめです。また、脂肪燃焼効果のLカルニチン、不飽和脂肪酸も一緒に摂取出来るのも嬉しいポイントです。

ラム肉が臭い理由とは?

実は、ラム肉の臭みというのは、脂身が原因です。そもそも、何故、ラム肉には独特の臭みがあるのか知っていますか?羊が食べている餌にその原因があるのですが、羊は草食動物なので草を食べます。実際にエサとして食べている草は、クロロフィルといわれる葉緑素が含まれており、この葉緑素が羊の体内でフィトール物質と合わさることで、臭いが生まれるのです。因みに、このフィトールというのは、ビタミンEKの前段階の物質で、葉緑素と合わさることによって、胃の中で発酵して脂肪の中に蓄えられ、その脂身がラムの独特の香りになっています。しかし、これは、羊はもちろん、全ての草食動物に言えることで珍しいことではありません。

ラム肉の上手な臭みの取り方とは?

脂身を取り除いてから焼く

ラム肉の脂身を取り除いてから、焼いていきましょう。ラム肉の独特な臭みの原因は脂身です。そのため、この脂身を取り除くことで、ラム肉特有の臭みを除去することができます。とは言っても、ラム肉と言うのは生後12ヶ月以下の仔羊肉なので、基本的に脂身は少なく、お肉全体に脂身があります。それではラム肉の脂身を取り除くのはできないので、最も効果的な方法は、外側にある大きな脂身を取ることです。全てを取り除けなくても、外側の脂身を取り除くことでかなり臭みを抑えられます。脂身が好きな方には残念な話かも知れませんが、お肉の臭みが取れる必要な作業なのでやってみましょう。

ローズマリーなど香草を使用する

ラム肉の臭み消しに、ローズマリーなど香草を使用するのもおすすめです。ローズマリーなどの香草であれば、ラム特有の臭みを和らげることができます。臭みを取る方法ですが、ラム肉に下味をつける際に、ローズマリーも一緒につけ込む、或いは、ラム肉を焼く時に香草を油で熱してからお肉を焼く、このどちらかの方法で調理可能です。香草の中では、タイムやセージなどが臭い消しによく使用されますが、ローズマリーはラム肉との相性が抜群です。基本的にローズマリーは臭いも強いのでおすすめです。因みに、ラム肉を冷蔵庫で保管する際には、擦りおろしリンゴ、焼肉のタレ、オリーブオイルなどでつけておくと臭みが気にならなくなります。

ラム肉のおいしい食べ方とは?

焼いて食べる

ラム肉を美味しく焼くには、ポイントがあります。お肉は常温で30分ほど放置する、フライパンは熱々に煙が出るくらい熱する、塩は焼く直前に振る、焼いた後はアルミホイルで包んでおく、これらのポイントを押さえるだけで美味しく調理できます。ただ、この調理過程をおすすめするのは理由があります。お肉を常温にするのは、冷たいままではラム肉の中まで火がしっかり通らないこと、先に塩を振ると肉の水分が流れ出てしまうからです。そして、フライパンを熱することは、ラム肉の風味や味わいを深め、アルミホイルで包むことで肉汁が全体に馴染むからです。そのため、ラム肉を購入した際には、このポイントを参考に焼いてみるのもおすすめです。

煮込んで食べる

ラム肉は、カレーやシチューなどに入れて煮込むと美味しく食べることができます。煮込む際のポイントですが、ラム肉を炒める前にはローズマリーなどの香草を炒めておく、または、事前に馴染ませておくことがポイントです。それが、ラム肉の臭みを取る方法になります。焼いて食べる際も同様に、ラム肉の臭いのあるままの状態では、臭みが苦手な方は少し抵抗を感じます。そのため、香草をラム肉を焼く前に入れることは調理の大きなポイントです。因みに、煮込みの場合には、焼いた後にラム肉ゆっくり煮込むとお肉の身が柔らかくなって美味しいです。

ラム肉の冷凍保存の方法とは?

ラム肉を冷凍保存する際のコツは、隙間なくラップでくるむことです。なるべく空気を抜いてラップにくるんで、そこから更に保存用パックに入れて冷凍しましょう。解凍する際には、徐々に解凍をしていくことで、ラム肉の臭みやドリップを防止することができます。常温やレンジで解凍せず、ラム肉解凍には冷蔵庫解凍か氷水解凍がおすすめです。

まとめ

ここでは、ラム肉を使ったレシピで美味しく頂くコツについてお届けしてきましたが、いかがでしたか?ラム肉は臭みを取った調理法で、美味しくお肉を頂くことができます。是非、皆さんもラム肉調理を行う際には、お肉の臭み取りのポイントも押さえ、美味しいラム肉料理を作る参考にして下さい。

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